
□ホイップノート(3)
■未影さま
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★★☆(3.6)
○総合評価:★★★★☆(3.8)
こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましてはおなじみとなりますまんがタイムきららコミックスとなります。
作者のかたは以前読んでおります『イチロー!』を描かれたかたとなります。
内容としましては、およめさんクラブという部活の皆さんを描いた4コマとなります。
と、説明がやはり以前読みました第2巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻ではるいせさんが2年生へ進級されてからのお話…そういえば新入部員が誰も入っていないことに気づきます。
今のメンバーの活動が楽しくてそのことに気づかなかったわけで、それでも別にいいかなと思うのでございますけれど、その様な中、玲子さんが園芸部員に野菜泥棒の犯人扱いをされて捕まってしまう事件が発生…。
その園芸部員は飛良泉明さんとおっしゃる長い黒髪にクールな雰囲気を出した、園芸部を一人でしている、ですのでそういうことが大好きな1年生…野菜泥棒疑惑が晴れた後、今度はその玲子さんのことをとても気に入られたご様子でございました。
以後およめさんクラブへ野菜をよくくださる様になり、文化祭の後に正式な部員となったのでございました。
そうした新キャラさんも迎え、2年生の季節を巡ります…夏には皆さんで旅行をされたり、秋には学園ものの王道である文化祭でクラブとして出し物をしたりいたします。
3年生のさくらさんが引退されるにあたりるいせさんが新部長になったり、平和で楽しい日々が続きますけれど、終盤で少し波乱が発生…皆さんでクリスマスパーティを開くことになっていたのでございますけれど、知花さんがこれないことになり、以降お正月までお会いできない状態が続いてしまいます。
知花さんとずっと一緒にいるのが自然でございましたるいせさんは非常に気落ちをするのでございますけれど、お正月には無事に再会でき…けれど、その彼女の前に知花さんを巡る最大のライバルが出現いたします?
終盤はその人物と知花さんを巡る熱い戦いになってしまいますけれど…こちらはひとまず無事に解決し、3年生になっても知花さんと一緒に過ごすことができる様になったのでございました。
終盤でその様な波乱のお話があったことからも解ります様に、この作品はこの巻で最終巻、完結でございました。
最後はさくらさんが卒業され、進級後に新入部員を迎えたところで終わるという、部活ものでは結構よく見られる終わりかたといえるでしょうか…新入部員さんがなかなかよい感じのかたでございましたので、続きを見てみたくなりますけれど…?
さくらさんを巡っては、第2巻で登場いたしました由衣さんがやっぱりとてもよろしい感じで、ですのでカバー下などに登場する人物はやはり無視をしたいところ…。
イラストは悪くございません。
百合的には明さんもよろしい感じでございましたり、終盤の展開もなかなかよろしいものでございましたかと思います…さくらさんに関しては由衣さんを応援いたしましょう。
ということで、こちらはこの巻で最終巻となりましたけれど、なかなか悪くない作品で、そして新入部員さんがよろしい感じでございましたのでこれで終わりなのは少々さみしいでしょうか。
また、同時にこちらも読みましたので…。

□LSD 〜ろんぐすろーでぃすたんす〜(3)
■ほた。さま
○イラスト評価:★★★★☆(3.5)
○内容評価:★★★★☆(4.0)
○百合度評価:★★★★☆(3.6)
○総合評価:★★★★☆(3.8)
こちらも上の作品とともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましても上と同じもの…そういうこと、またどちらも部活ものな作品、ということで同時に読んでみました(といいましても、部活の系統は全く違いますけれども/何)
内容としましては、高校の陸上部…長距離部門の皆さんを描いた4コマとなります。
と、説明がやはり以前読みました第2巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻では椿さんたちが2年生へ進級されてからの活動が描かれていきます…ちょうど上の作品と同じ様なもの、というわけになります。
この巻の主役は椿さんと同時に、1年生の晶さんといえるでしょう…長距離走者の晶さんのことを、先輩である椿さんは指導をしていくことになるのでございますけれど…?
晶さんはちょっとちみっこ気味で真面目な子でございまして、色々と以前読んでおります『けいおん!』の梓さんを思い浮かべる子かもしれません?
その様なこの巻は、そのお二人がともに成長していく姿を1年をかけて描いていくもの、となっております。
陸上に関してもそうでございますけれど、先輩後輩の関係としても次第によろしいものになってまいりまして、このあたりよい部活ものな作品といえるでしょう。
ただ、晶さんに物語が集中するあたり、舞さんの出番がやや少なくなったりしておりましたのは、終わりよければ全てよしとはいいますけれどでもやっぱりさみしいでしょうか。
その様なこの作品、巻頭のカラーページが一瞬何を描いているのか解らず戸惑ってしまいましたけれど、これは本編よりも結構未来のことを描いております。
最後の最後のページでこの巻頭のカラーページに繋がっていきますけれど、皆さんそれぞれの将来がかなり具体的に描かれていたりしまして、この手の高校部活ものとしてはかなり珍しい展開…。
その中で、椿さんと舞さんは、これは公私共にパートナーとしてやっているということになるはずで、とてもよろしい関係に収まっているご様子…?
…はい、その様なお話がございますことから解ります様に、この作品はこの巻で完結、最終巻となっておりました。
イラストはなかなかよろしゅうございます。
百合的にはやはり舞さんの椿さんへ対する、というところ…エピローグを素直に受け取ればハッピーエンドといえるでしょう。
ということで、こちらはこの巻で最終巻でございましたけれど、よい部活もの4コマでしたかと思います…そういえば、先輩さんのお一人が卒業後は経験を生かして陸上ものな漫画を描こうとされておりましたけれど、それってつまりこの作品になるのでは…(何)
ゲームのほう、『FLOWERS』は第5章の続きから…やめればよいのに、蘇芳さんと沙沙貴姉妹、それにマユリさんと立花さんのお二人も付き合って血塗れメアリーの儀式を行うことになりました。
蘇芳さんは妙に乗り気なのでございますけれど、これはこのオカルトに興味があるというよりも、友達と一緒に肝試し、というシチュエーションに憧れていらしたからだったのでございました。
怖いもの嫌いな立花さんはもちろん反対いたしますけれど、沙沙貴姉妹に弱みを握られてしまいついてくることに…。
儀式を行った結果、蘇芳さんやマユリさんと立花さんには何も見えたりしなかったのでございますけれど、沙沙貴姉妹は変な声が聞こえたとか絵に死神が見えたとかおっしゃられて…?
それに付き合いきれなくなった立花さんは怒って蘇芳さんと苺さんの手を引いて部屋へ戻り…マユリさんと林檎さんが戻ってこないものの、それは気まずくなったから向こうの部屋にいるのでしょう、ということになって3人でお話をすることにいたしました。
ここで蘇芳さんの憧れでした残り2つ、恋バナと一緒にトイレへ行く、という友達らしいことが一挙に達成でき…立花さんの初恋の人、どう聞いても蘇芳さんにしか見えないのでございますけれど…?
翌日、朝の聖堂に沙沙貴姉妹の姿が見えないのでまさか…と皆さん心配になりますけれど、その後普通に姿を見せましたので一安心、多分寝不足で遅刻したものと思われ?(朝に非常に弱い立花さんが普通に起きれていたのがかえって不思議です?)
その沙沙貴姉妹はお茶会などで皆さんに昨夜のことを話していて、蘇芳さんたちはちょっと恥ずかしかったりするのでございますけれど、まぁ仕方ないかということになりました。
ちなみに沙沙貴姉妹が今回のことを調べはじめた理由、同じお部屋のアミティエが辞めた生徒の中にいたから、ということなのでございますけれど…?(ですので今の彼女たちのお部屋は二人部屋になっております)
そして迎えた、5月27日…沙沙貴苺さんの消失、という事件が発生いたしました。
これは朝、ふとした瞬間に苺さんが姿を消した、ということで林檎さんが皆さんに相談してきたのでございます。
確かにどこにも彼女の姿はなく、血塗れメアリーの呪いかとなってしまいます…彼女たちの性格からしてただの悪戯な印象をさすがの私も受けてしまうのでございますけれど、一日たっても姿を見せないのでいよいよ事件性を疑うことになりました。
立花さんは先生に報告しよう、とおっしゃるのでございますけれど、結局数日様子を見ることに…。
その数日、結局苺さんは見つからないままに終わり…譲葉さんに相談をすると、オカルトを信じていることを意外がられ、また七不思議というものは学校を辞めることになった生徒へ対する噂の救済措置の様なもの、と言われます。
譲葉さんのその言葉、そしてお風呂での何気ない立花さんの失敗で、蘇芳さんはぴんとくることに…ここで推理パートが入ります。
今回の推理はオカルトというのはやはりあり得ない、と冷静に考えれば特に難しいことはなかったでしょうか…ちょっと不安な点もございましたものの、バッドエンドへ突入することなく進むことができました。
謎解きのために、蘇芳さんは皆さんを温室へ呼び、そこで推理を披露…真相が明らかになります。
この真相は概ね私も想像していた通りのものでございましたけれど、ただ苺さんが内に秘めていたものはちょっと違って…いえ、私はてっきりいつもの悪戯なのかと思っておりましたけれど、彼女は彼女なりに思うところがあった、というところでございます。
とはいえどの様な理由があるにせよ、苺さんがしたことは許されないことな気もいたしますけれど、蘇芳さんは友達だから、と言葉にして許します。
それを聞いた立花さん、自分は蘇芳さんに友達だと言われていないと不安になったりして、蘇芳さんは思ったことはきちんと言葉に出したほうがいいと悟るのでございました。
これで第5章は終わり、第6章の前文はエピローグ後の延々と続く日常のはじまり、なんて文言になっておりまして、もしかするとこの第5章が大きな山場だったのでございましょうか。
そういえばこの作品はサブタイトルに春、とついており春のお話のはずで、もう6月になりますからそろそろ終わりなのかも…蘇芳さんとアミティエお二人の関係はまだ友情止まりでしたりいたしますけれどどうなるでしょうか、引き続き見守ってみましょう。
一方の、とっても大好きでお会いできない日々が長く続きましても陰ながらご無事でいらしてくださっておりますことをお祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズな『その花』は引き続き『白雪の騎士』の続き…個別ルートへの分岐点を過ぎ、まずは1周め固定ルートにもなっております六夏さんと沙雪さんルートへ進みます。
2学期、沙雪さんと両想いになれた六夏さんは幸せいっぱいなのでございますけれど、ちょっと予想外のことが起こってしまって振り回されることに…。
沙雪さんは六夏さん同様に恥ずかしがりやさんでお付き合いをしていることは自分たちの秘密にしてくださる、と六夏さんは思っていたのでございますけれど、実際はその逆で沙雪さんは好きな人のこと、好きな人とあったことは何でも周囲に話してしまいたい、と思うかたなのでございました。
その気持ちも解るのでございますけれど、でもお二人はただでさえ目を惹く存在でございますので、その様なことを知られたりしてさらに注目を浴びてしまい、六夏さんは恥ずかしくなるのでございました。
その様なお二人でございましたけれど、夏休み最後のあのイベント以来、口づけは一度もできておりませんでした。
お互いにしたいとは思っているご様子ながら、なかなか機会をつかむことができないご様子…それを見かねてたすけ舟を出すことにしたのは、何と美夜さんでございました。
もっとも、美夜さんは六夏さんをはやく沙雪さんに集中させて璃紗さんに相談ごとなどすることのない様にしたい、という気持ちがあったからなわけでございますけれど…その様な美夜さん、口づけやその先のことを教えようと、六夏さんの前で璃紗さんと熱い口づけを交わしたりして…?
それを見た六夏さんはもちろんどきどきしてしまわれて…璃紗さんはもちろん恥ずかしすぎるわけでございますけれど、でも好きな人とこういうことをするのは素敵なこと、とおっしゃられるのでございました。
昨日はそこまででございましたけれど、やはり六夏さんと沙雪さんというのは初々しさ、という意味ではこのシリーズで一番のお二人になりまして、とっても微笑ましゅうございます…引き続き見守ってみましょう。
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