2014年05月04日

ビビッド百合アンソロジー メバエ

先日読みましたコミックの感想です。
アンソロジーです
□ビビッド百合アンソロジー メバエ(1)
■アンソロジー
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
 ○内容評価:★★★★☆(4.4)
 ○百合度評価:★★★★☆(4.0)
 ○総合評価:★★★★☆(4.0)

こちらは先日『ほうかご!』とともに購入をいたしましたものとなりまして、タイトルで解るとおりの作品ということで購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては他には持っていないものとなります。

内容としましては、百合なアンソロジーとなります。
百合なアンソロジーといえば、今現在でございますとこれと同時に購入をしておりまして先日読みました『ほうかご!』の元となる作品な以前読んでおります『ひらり、』が長く続いてくださっている他、以前読んでおります『SAKURA』の2つが存在するわけでございますけれど、ここにきて全く把握していなかった新たなアンソロジーがこうして現れてくださいました。
コミックの分厚さはその『ほうかご!』や『ひらり、』『SAKURA』同様に分厚いものになっておりまして、ボリュームとしても十分なものとなっております。
しかもこの作品、その『ひらり、』『SAKURA』同様にナンバリングが振られておりましたり収録作品にも第1話となっていて続きものなことを前提に描かれている作品がございましたりと、この1冊で終わりではなく続刊も出してくださる、というスタンスで作られております…そして、まだ第1巻しか出ておらず続刊の予定が今のところは見えない『SAKURA』とは違い、こちらはすでに第2巻は7月に発売予定、というのでございますから嬉しいことでございましょう。
一時期、『ひらり、』や以前読んでおります『つぼみ』に以前読んでおります『百合少女』や以前読んでおります『Comicリリィ』という様に百合アンソロジーがたくさん出てくださった時期がございましたけれど、最近の流れはそれを思い出す感じを受け、第3次(?)百合ブームでもきたのでございましょうか。

参加していらっしゃる作家さまで私がコミックを持っているかたといたしましては、作品の掲載順に以前読んでおります『星川銀座四丁目』などの玄鉄絢さま、以前読んでおります『総合タワーリシチ』のあらた伊里さま、以前読んでおります『少女公団アパートメント』などのmsさまがいらっしゃいました。
また、巻頭のカラーイラストを描かれたかたには以前読んでおります『コンチェルト』のはっとりみつるさまがいらっしゃいました。
その他、参加していらっしゃるかたで犬丸さまや鳴子ハナハルさまといったかたは別のアンソロジーでお名前をお見かけした記憶がございますかも…?

お話のほうは、ということで百合なアンソロジーなわけでございます。
こちらは比較的過激さを感じるお話が目に付いた印象があり(帯の煽り文句にそういう雰囲気が見られましたかも…?)、でも全てがそういうわけでもなかったりと、印象といたしましては『ひらり、』『SAKURA』といった王道路線なものと以前読んでおります『百合姫Wildrose』や以前読んでおります『Girls Love』といった過激さメインのものの中間くらいの立ち位置になるかな、と感じられます(とはいえ過激な作品は同人誌でしたら年齢制限がつきそうな程度のものに見えますので、万人には勧められませんかも…?)
個人的にはあらた伊里さまの『呪いのあおいちゃん』がおバカで楽しいという意味で大好きかも…同じ作者さまな『総合タワーリシチ』を思い返させる勢いのあるおバカな作品で、やはりこの作者さまのお話は楽しゅうございます。
百合な王道なお話、という意味では鳴子ハナハルさまの『蒼い炎 薫る土』が一番個人的な好みに合ったお話でしたでしょうか(ただこのお話、過去にどこかで読んだ記憶がある気がしてなりません…と思いましたら以前読んでおります『つぼみ』第16巻に収録されておりまして、その再録でございました)…そしていくつかのお話は続きを読みたくなるものもございますけれど、少なくとも『呪いのあおいちゃん』と玄鉄絢さまの『ペルソナかれん』と長月みそかさまの『ぽわんと』は第1話と明記されておりますので続きものでございます(特に後者2作品はどちらも続きがなければどうしようもない終わりかたになっておりますから…/何)
その他、2作品ほど何か別の作品からのスピンオフ作品などがございましたけれど、元となる作品を知りませんので何ともいえませんかも…ヒロインものなお話はともかく、もう1つは百合的に微妙なものでございましたし…?
…と、犬丸さまと小鳩ねねこさまはそれぞれ2作品ずつ作品を描かれていたりもいたします。

イラストはアンソロジーでございますので玉石混淆ではございますけれど、悪いものではございません。
百合的には百合アンソロジーでございますのでもちろんどれも大なり小なりよろしいものになっております…中には過激さ先行でちょっと微妙なお話もないことはございませんでしたけれど…?
ということで、ここにきてまた新たな百合アンソロジーが出てきてくださり、しかも第2巻の発売もすでに予定されていたりと、嬉しいところ…『Comicリリィ』という前例がございますので手放しでは喜んでいられませんけれど、そのあたりはきっと大丈夫、でございます、よね?
…何だか最近はこの作品に以前読みました『モモイロデイズ』や以前読みました『とろとろ姫あわせ』など予期せぬ、そして百合的に相当高い作品が出てきておりまして、これは見落としという意味で油断ができません。


ゲームのほう、『FLOWERS』は第7話から…放課後のお茶会の場で、立花さんは何と蘇芳さんとお付き合いされることを皆さんの前で発表してしまいました。
どうやらマユリさんの秘密を他の人に話されたくなければ、という理由でお付き合いをはじめることになったそうで、完全に脅迫…でも、立花さんは本当に幸せそうで、その様な彼女と一緒にいるのはそう悪い気持ちでもなくって…?

でも、自分の秘密を話したすぐ翌日にこの様なことになって、マユリさんはやはり色々感じるところがあったかと思われ、お二人と距離を置いてしまいます。
これもまた当然のところでございましょうけれど、周囲の皆さんから見れば蘇芳さんと立花さんのお二人に気を遣っている、と感じられるみたいです?
その皆さん、お二人が交際をはじめられたことについては特に奇異な目は向けず、むしろ下の作品の様にあたたかく見守る感じのご様子…えりかさんのお話でもそう珍しいことではないご様子?

この様なかたちでお付き合いをはじめる、なんて蘇芳さんはもちろん心穏やかでいられるはずはなく、ピアノの演奏にもミスが出てきてしまいます。
それを心配したネリネさんが相談に乗ってくださいますけれど、交際していることを省いて説明をした蘇芳さんに、やはりこういう問題は出てくると思っていたとおっしゃいます…去年まで2人組でしたアミティエを3人組にしたということは、つまり人間は3人集まると派閥を作ってしまう、ということで…。
ネリネさんは3人組なアミティエに個人的には反対でしたご様子でございますけれど、でも蘇芳さんはそれでも3人組でなければマユリさんと立花さんの双方と仲良くなることなんてできなかった、とそのあたりは前向きに考えていらっしゃるご様子で、その様な彼女にネリネさんは3人で幸せになれる道もあるはず、とおっしゃってくださったのでございました。
けれど、その後図書室で出会ったえりかさんにおなじことを相談すると、真に重要なものごとには中庸はなくどちらかを選ばなければならない、と逆のことを言われてしまい…それを受けた蘇芳さんは、ある決意の元に立花さんを呼び出しました。

蘇芳さんは立花さんにやはりこの様なかたちでの交際はよくない、とおっしゃいますけれど、うまく言葉が出てこない…このあたりは見ているこちらも緊張して、あるいは怖くて震えが出てきてしまいます。
それに対し立花さんは感情的になり、自分の過去を…蘇芳さんと少し重なることのある過去を吐露し、自分の居場所を求めていらしたことを告白してまいります。
その様な彼女に蘇芳さんは立花さんは必要な存在、とおっしゃいますけれど…立花さんがそれを証明してほしいという様に口づけを求めてまいりますと脳裏にマユリさんのことが思い浮かび、それはできずに立ち去ってしまったのでございました。

翌日、でも立花さんは何事もなかったかの様に振舞い、最悪の事態にはならなかったと安堵するのでございますけれど、全く別の事態が発生…。
放課後、マユリさんは美術部の関係で練習に参加されない中で合唱の練習をしておりますと、何やら上級生が慌しくやってきてネリネさんに何か報告…すると彼女は慌てて蘇芳さんを呼んで一緒に保健室へ向かったのでございますけれど、ここでどうして蘇芳さんが呼ばれたのかはかなり謎で、本当にどうしてだったのでございましょう…?
ともあれ、何と譲葉さんが頭に怪我を負って病院へ搬送される、という事態に陥ったみたいで…出血がひどく見えたのは赤土によるもので温室にでもいらしたのかと思われますけれど、ともかくひどい怪我なのは確かなご様子でございます。

しかも悪いことに、なぜかマユリさんが譲葉さんを殴った疑惑がかけられ先生に呼び出されたりしており…蘇芳さんはその疑惑を晴らすべく、沙沙貴姉妹と行動を起こすことにいたしました。
昨日はここまででございますけれど、ここにきて大変な事件が…これは間違いなく推理パートが登場するでしょうし、慎重に物事を見ていきましょう。
…ちなみに、ここへ至るまできちんと誰かしらのルートへ進めている感触は全くなかったのでございますけれど、百合ゲージは開花してくださいました…一応マユリさんルートを目指しているつもりなのでございますけれど、これは大丈夫と見てよいのでござましょうか。


一方の、とっても大好きでお会いできない日々が長く続いておりますけれど日々陰ながらご無事と幸せをお祈りしておりますあのかたもお好きなシリーズな『その花』は引き続き『白雪の騎士』の続きから…沙雪さんとさらに親密な関係になりたいと悩む六夏さんに、優菜さまが自作と思われる恋愛マニュアルをくださったりいたしまして…?
そして六夏さんは勇気を出して、まずは沙雪さんをデートに誘われます…クラスの皆さんが色々世話を焼いてデートスポットを教えてくださいますけれど、当日に沙雪さんは六夏さんが普段行っている場所に連れて行ってほしい、とおっしゃられます。
六夏さんはそんなことで沙雪さんが楽しんでもらえるのか心配でございましたけれど、沙雪さんは本当に楽しそうで一安心…。

デートの終わり、別れ際に思い切って今まで悩んでいたこと…沙雪さんが周囲の皆さんに自分たちの関係を全て話してしまうのが恥ずかしい、ということを告白いたしまして、何とか解っていただけます。
それとともに、もっと親密な関係になる心の準備はできている、といったことを沙雪さんに言われて…最後は2度めとなる口づけを交わしたのでございました。

そうしたことを言われ、それに口づけをして、いよいよ想いが抑えられなくなってきた六夏さん…気持ちを抑えるために翌日はよくグラウンドを走っていたご様子でございますけれど、放課後には沙雪さんに委員会終了後に残ってもらう様にお願いできて…?
昨日はそこまででございましたけれど、お二人もいよいよ一線を越えるところまでたどり着きそうなご様子…引き続き見守ってまいりましょう。
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