
□魔法少女リリカルなのはINNOCENT(3)
■都築真紀さま(原作)/川上修一さま(漫画)
○イラスト評価:★★★☆☆(3.4)
○内容評価:★★★☆☆(3.3)
○百合度評価:★★★☆☆(3.0)
○総合評価:★★★☆☆(3.3)
こちらは過日色々なものとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『悪魔のリドル』や『しままん』『JA』などと同じものとなります。
こちらはタイトルから解ります様に以前アニメ第2作の劇場版DVDを観ておりましたりあるいは以前アニメ第1期のコミカライズ版を読んでおりましたりと色々と出ております『なのは』シリーズの作品となります。
こちらの作品はその中でも元はゲーム…それもソーシャルゲームというものが原作になるらしい作品となります。
内容としましては、『なのは』のパラレルワールド、if世界を描いた作品となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第2巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻ではチームを組みましたなのはさんたちが、このゲームを作ったグランツ研究所という場所を訪れ、そこにいらっしゃるフローリアン姉妹などを相手にして研鑽に励む、というものとなっております。
その戦いを通じて皆さんの成長を描いておりまして…まぁあくまでゲームの話なわけでございますけれど、でも限りなく実際に戦っている様な雰囲気でございますので、そのあたり案外激しい感じもいたします?
この巻では丸々1冊その様な感じで、なのはさんたちのチームの皆さんの成長を描いております…あわせて、皆さんの関係も良好になっていきます。
1ヵ月後にあったという大会では全国3位という結果を残せたみたいながら、それは結果のみ語られる感じでございましたので、この作品はあくまで『なのは』シリーズの皆さんが悲劇的なことになることなく全員が平和に同じ町で暮らしている様子を描いたif、というものなのかなと思います。
そしてその範囲はさらに下の世代まで広がり…何と最後のページにはまだ幼少な姿のスバルさんやティアナさんの姿があり、次巻からは彼女たちの登場、ということになるみたいでございます。
さすがに年代が違うので登場しないと思っておりましたお二人が登場する、というのはなかなか衝撃的ではございますけれどもちろん嬉しいこと…さらに、幼少の姿というのもある意味興味深くって…?
イラストは悪くございません。
百合的にはいかがでございましょう、なかなか悪くはない様にも感じられますけれど…?
ということで、こちらは正直にいいますとゲームの世界についてはちょっとついていけないところがありますながら、でも上でも触れました様にこの作品はあくまで皆さんが平和に過ごしている(そしてアリサさんとすずかさんがメインで活躍される)ifを楽しめばいいのかなと思います…次巻からはあのお二人も登場されるご様子で、引き続き見守ってみましょう。
また、同時にこちらも読みましたので…。

□魔法少女リリカルなのは マテリアル娘。INNOCENT
■都築真紀さま(原作)/榊蒼十郎さま(漫画)
○イラスト評価:★★★☆☆(2.8)
○内容評価:★★★★☆(4.4)
○百合度評価:★★★☆☆(2.8)
○総合評価:★★★★☆(3.6)
こちらも上の作品とともに購入をいたしましたものとなりまして、気になるシリーズの作品ということもあり購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては上と同じものでございまして、タイトルから解りますように同じシリーズを題材とした作品…ということで同時に読んでみました。
作者のかたは以前読んでおります『マテリアルコンボ&ステイツ総集編』に参加されているサークルさまのかたとなります。
内容としましては、『なのはINNOCENT』におけるいわゆる「マテリアル娘」な皆さんの日常を描いた4コマとなります。
舞台となっている世界観は要するに上の作品でございまして、マテリアル娘とは何かとなりますと以前読んでおります同じ漫画担当のかたによる『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DISTINY- マテリアル娘。ダッシュ』などに登場するかたがた…ゲーム版に登場するかたがたでございます。
この作品はつまるところ『INNOCENT』の世界観でその『ダッシュ』などの『マテリアル娘。』を描いたもの、となるわけでございました…上の作品にもこのマテリアルなかたがたは普通にメインキャラとして登場いたしますので、その世界観ベースでこの作品が描かれることについては何も無理のないものとなっております。
登場人物もその『ダッシュ』などと同じ…なのはさんたちは実は全く登場いたしませんけれど、これはマテリアルなかたがたが主役の作品で、しかも彼女たちで十分すぎると感じさせるものになっておりますからよろしいでしょう。
皆さんの通う学校のクラスメイトとして白斗わかばさんと妹さんのこのはさんという女の子が登場いたしますけれど、このお二人は多分このコミックのオリジナルキャラ、でございますよね…?
そのわかばさんはハネキツネのリヒトなるかわいい生き物を飼っているのでございますけれど、ふとしたことから同じハネキツネのナハトなる子を飼っているアインスさんとも知り合い仲良くなりましたり…(このナハトなる子は『ダッシュ』にも登場した、元ネタはもちろんあの…?)
お話のほうは、その『ダッシュ』まで同様に皆さんの楽しい日常を、四季を追って描いたもの…過去作と違うのはカードバトル要素になるわけでございますけれど、この手の日常な作品にはそういう要素が入り込んでこない例により、こちらにもそういうお話はほとんどございません。
でも、個人的には上の本編よりこちらのほうがずっと好きでしたり…過去作もそうでございましたけれど、とにかくマテリアルな皆さんの日常が微笑ましく、ほんわかしてきてしまうのでございます。
皆さんも本当にとってもかわいらしゅうございますし、とてもよきもの…過去作の内容評価が4.2止まりなのが不思議になるくらいでございます。
イラストは悪くございません。
百合的には特にはないかもしれませんけれど、皆さんの仲の良さが本当に微笑ましくてよろしゅうございます。
ということで、こちらはこれまでの『マテリアル娘。』の『INNOCENT』版でございましたけれど、相変わらずとっても微笑ましくかわいくってよきものでございました…この作品にナンバリングはついておりませんけれどお話は特に完結しておらずあとがきでも続刊がありそうな気配をにおわせておりましたのできっと『ダッシュ』同様にタイトルを変えて出されるのかと思いますし、期待いたしましょう。
ゲームのほう、『FLOWERS』はマユリさんルートを完全に確認できたと思いますので、3周めといたしまして今度は立花さんルートを目指そうと思い、またはじめから進めます。
今度は立花さんルートを、ということで選択肢での百合ゲージの光が全て黄色になる様に進めて…と、これについて、ここまでの状況で色でお二人のどちら寄りのものか判断できると考えておりマユリさんルートへ進めたことを考えるとそれは間違っていないとは思うのでございますけれど、果たして立花さんルートなんてそもそも本当に存在するのか、という疑問を抱いてしまいましたかも?
いえ、ジャケットにお二人のイラストがございましたり、お話の展開からも譲葉さんやえりかさんルートはなくても立花さんルートは普通にあってマユリさんか立花さんかとのどちらかを選ぶことになる…と自然に思っていたのでございますけれど、立花さん寄りの選択肢を選んでいくと何と百合ゲージがしぼんでいきました…。
ゲージがしぼむなんて、これは何を意味しているのか…立花さんルートなんてそもそも存在しなくって単なるバッドエンドになるだけなのかも、とすら感じさせられますけれど、でもマユリさんルートそのものがバッドエンドみたいなものでしたわけで…?
そのあたりは色々気になりますけれど、ともかくこのままやってみるしかなくって…そして2周めだけでなく1周めの何となく選んでいった選択肢とも逆のものが多い選択肢を選ぶ傾向にあるこの3周めでは、物語自体の展開も少なからず変わっていきました。
第1章、学園内の案内をしてくださる上級生に声をかけられなかった顛末について、1周めですと立花さんに案内されて図書室や茶葉を見ることになったのでございますけれど、今回はバスキア先生に声をかけられ、彼女の温室で彼女のお手伝いをすることになりました。
温室には同じくつかまったマユリさんの姿もあり、先生は途中でいなくなってマユリさんと二人きりで土いじりをすることになったのでございます。
…って、マユリさんルート狙いでは立花さんと図書室に、で立花さんルート狙いではこうしてマユリさんと温室で、だなんて展開が逆としか思えないのでございますけれど、これは一体…?
第2章、立花さんが紛失図書を無断で借りた犯人扱いにされるお話…こちらも展開が変わり、今回は立花さんと一緒に犯人を探す、というものになっておりました。
えりかさんのところにまでたどり着く展開としてはこちらのほうが無理のないお話の流れになってはおりましたけれど、ただしこちらのルートでは犯人探しに夢中になるあまりバレエの練習ができず、クラスでただ一人だけ試験に落ちることになってしまったのでございました…。
昨日はここまででございましたけれど、やはり選択肢を変えて進むと、結末は変わらないもののそこへ至るまでの過程が少なからず変わる模様でございます。
立花さんルートなんて本当にあるのか、という疑念は浮かびましたけれど、それでもこのまま先を見守る価値はあるかと思いますし、このまま進めてみましょう…結果として本来のマユリさんルート以上のバッドエンドが待っていたら、それは気持ちが耐えられないかもですけれど…(何)
一方の、とっても大好きでお会いできない状態が長く続いておりますけれども日々陰ながらご無事と幸せを願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『その花』は引き続き『白雪の騎士』から七海さんと優菜さまルートの続き…とはいいましても、七海さんのご両親にお二人の関係を認めていただいた後のことということで、エピローグを残すのみでございます。
エピローグはその幸せなことを2年生会のお二人に聞いていただいたり、次は優菜さまのご両親に会うことについて七海さんが不安になりながらも優菜さまに勇気付けてもらったり…最後はもちろん、二人でこれからのことを誓い合うのでございました。
これで七海さんと優菜さまルートは終了でございまして、優菜さまの環境整備委員引退、あるいはご両親への挨拶など大きなイベントが目立つルートでございました。
次は例によりましてあのお二人のルートを見守りますことに…?
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