2014年05月30日

あの娘にキスと白百合を

先日読みましたコミックの感想です。
よきものでした
□あの娘にキスと白百合を(1)
■缶乃さま
 ○イラスト評価:★★★★★(4.5)
 ○内容評価:★★★★★(4.6)
 ○百合度評価:★★★★☆(3.5)
 ○総合評価:★★★★★(4.5)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、百合な雰囲気を感じる作品でしたことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『のんのんびより』『こあくまメレンゲ』や『ささめきこと』『ひまわりさん』などと同じものとなります。
作者のかたは以前同人誌を購入をしておりましたりとお気に入りサークルとなっております【ハイパーケトルイエスタデイ】のお一人となります?(いえ、このサークルさまは複数人のものっぽいので…)

内容としましては、何組かの女の子たちの百合な恋模様を描いたお話、となるでしょうか。
物語の舞台となりますのは中高大と一貫制となっているらしい清蘭学園という学校…登場人物の皆さんは、現状では皆さんそこに通う高校生となります。
こちらの作品はお話によって主人公の異なる、複数のカップリングを扱ったお話になっておりまして、いわゆるオムニバスなものということになるでしょうか。

まず一組めは、同じクラスのお二人…白峰あやかさんは長い黒髪の美少女さんで人当たりもよく成績も優秀なかたながら実際はかなり負けず嫌いな努力家でございまして、色々と以前読んでおります『和太鼓†ガールズ』の主人公な環さんに重なるかたでございます。
お相手になるのは黒沢ゆりねさんといういつもやる気なさげに授業でも眠っている、けれど文武両道の天才肌の人物でいつも成績は学年1位…性格は天然に見えて少し黒いところも見えますかも?
あやかさんはゆりねさんに成績で負けるのが我慢ならず努力をするのでございますけれど、一方のゆりねさんは(社交辞令で)やさしい言葉をかけてくれたあやかさんのことが好きになってしまい…?
…このお二人はその立ち位置など以前『白雪の騎士』をしておりますいわゆる赤文字系な『その花』の璃紗さんと美夜さんのお二人に似ている印象を受けます?

二組めは陸上部の部員とマネージャさんというお二人…短距離選手であやかさんとは従姉妹の関係な瀬尾瑞希さんは中性的な容姿をして王子さまキャラとして人気がございますけれど、実際のところは少し気の弱いところがあったりと、上で触れました『その花』でいうところの六夏さんに重なる面が大きいかたでございましょうか(六夏さんも陸上部…)
二階堂萌さんは陸上部のマネージャでございましてかなりの美少女で瑞希さんと対比されて姫と表現されることもある、クールな雰囲気に見えて結構情熱的なかた…興味のある、好きな対象のものを何でも集めてしまう癖があるご様子でございます?
こちらのお話は、萌さんが運動神経も抜群なゆりねさんを勧誘しようと躍起になっているのを、瑞希さんがちょっと複雑な思いで見ていたりする感じで…?

その他、もう一組、明るく天然な雰囲気の女の子とそのパートナーなかたも登場いたしますながら終盤の登場でまだ特にお話に深く関わってきてはおりませんので、こちらは第2巻のお楽しみということで…。
あと、お話の合間にはいわゆるモブキャラとされる周囲のかたがたの関係を描いた1ページ漫画が挿入されておりましたりして…?

お話のほうは、その様な何組かのカップリングの関係を描いたものでございます。
こちらはゲームでいうところの以前しております『FLOWERS』の様なかなり王道路線な百合作品の雰囲気をかもし出しておりまして、実際に内容もそういったもの…ちょっと淡い雰囲気ながら、けれど確実に百合といっていい関係にそれぞれがなっております。
登場人物もそれぞれに(上で触れました様に何だか『その花』に重なるかたがたが多い印象も受けますけれど…?/何)魅力的でよろしいかたがたで個人的にはどなたも大好き…一番好きなのはもちろんあやかさんでございます(何)
今回描かれました2組のカップリングのかたがたについて、この巻で関係が完結しているわけではなくまだまだ進展中…ですのでこの2組のこれからも見守りたいですし、それに3組めのかたがたがどういうご関係なのかも引き続き楽しみたい、続きの気になる作品でございます。

イラストはよろしゅうございます。
百合的にはかなり王道路線なよきものでございます。
ということで、こちらはかなりよい百合作品でございまして、以前購入をしております同人誌『ようこそ!オカルト研究会』のあとがきでその存在について触れられていたときから期待していたのでございますけれど、期待通りの作品でよきものでございました…このコミックスには過去にも以前読んでおります『ささめきこと』がございましたし時折百合的に高い作品が出てくることがある、のでございます?
もしかしなくっても現状で私が購入をしております同人誌の中で一番好きな、イラスト(イラストの雰囲気は少し以前しております『百合霊さん』に近しいイメージかも?)に物語にキャラクターと全ての面で私好みのお話を多く描いてくださるのはこのかたになるのは間違いのないところで(あのサークルさまは最近は…になってしまっておりますし…/何)、それだけに同人誌だけでなくこうして単行本が出てくださったのもとても嬉しいところでございました。


とっても大好きでご無事でいらしてくださいますことを願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『その花』は引き続き『白雪の騎士』の璃紗さんと美夜さんルートの続きからでございます。
とはいいましても残すはエピローグのみ…まずは璃紗さんがイベント実行委員会の皆さんに事の顛末を報告いたしますけれど、皆さんからかったりせず璃紗さんが美夜さんと離れ離れにならずにすみましたことを素直に喜んでくださるのでございました。

美夜さんは1週間ヨーロッパへ行ってしまわれたのでございますけれど、1週間たたないうちのある日、璃紗さんが家へ帰りますと家の鍵が開いている…不審に思い恐る恐る入ってみますと、そこには何と美夜さんの姿…。
それだけでも驚きだったのでございますけれど、ヨーロッパへ行ってしまわれた璃紗さんの母親の部屋には美夜さんの私物が運び込まれており…美夜さんはこれからここで暮らすというのでございます。
さらに驚いてしまう璃紗さんではございましたけれど、好きなかたと一緒に暮らせるというのはとっても幸せなことで…めでたしめでたし、でございます。

これで『白雪の騎士』も無事に全ルート終了でございます。
雫さんとエリスさん及び貴子先生と瑠奈さんルートはこの作品には収録されていなかったのでございますけれど、明日発売予定な同人版な新作ゲーム『あなたに誓う愛』が雫さんとエリスさんのルートのお話になっておりまして、ちょうどよいタイミングでございますから次はそのままそれが届くのを待ち、そちらをしようと思います(少なくとも1日は待たないといけませんけれど…)
ですので現状でのいわゆる赤文字系『その花』の末尾を飾ることになるドラマCD2作品はそれをした後、ということで…。
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