2014年06月16日

邪神ちゃんVSラン

先日読みましたコミックの感想です。
これは面白い…
□邪神ちゃんドロップキック(2)
■ユキヲさま
 ○イラスト評価:★★★☆☆(3.3)
 ○内容評価:★★★★☆(4.4)
 ○百合度評価:★★★☆☆(3.2)
 ○総合評価:★★★★☆(3.9)

こちらは先日色々なコミックとともに購入をいたしましたものとなりまして、過去に既刊を読んでおりますことから購入をいたしましたものとなります。
コミックスとしましては『篠崎さん気をオタしかに!』や『部長に威厳はありません』『深海魚のアンコさん』などと同じものとなります。
作者のかたは以前読みました『武蔵野線の姉妹』を描かれたかたとなります。

内容としましては、悪魔のいる日常を描いたお話、となるでしょうか。
と、説明がやはり以前読みました第1巻の感想と同じとなりましたので、詳細な説明は省略をいたします。
この巻でも邪神ちゃんとゆりねさんの相変わらずの日常が繰り広げられますけれど、まずは第1巻の最後で登場いたしました謎の人物のお話から…その何だか病んでいる様に見える表情をした少女はぺこらという名の天使でございまして、悪魔と魔女を退治しにきたといいます。
けれど、天使の力の源である頭上の輪をどこかに落としてきてしまい、力を発揮できず逃げ帰ることに…以降天界へ帰ることもできず、非常に貧しい生活を強いられていくことになってしまわれるのでございました。
…ちなみに輪は拾った人が蛍光灯と勘違いして捨ててしまったのでございますけれど、その拾った人というのがまた見覚えのある人で…?

その他、邪神ちゃんが第1巻でいじめていた氷ちゃんのお姉さんがやってきたり、明らかに魔獣にしか見えない獣をゆりねさんが犬だといって飼うことになるお話など…いずれも邪神ちゃんが痛い目を見るのでございますけれど、ぺこらさんに対してもそうなのでございますけれど、ゆりねさんは邪神ちゃん以外の人物に対してはかなりやさしかったりいたします。
もっとも、邪神ちゃんは隙あらば自分の生命を狙ってくる存在でございますので、きつく当たるのも仕方のないところかもですけれど…もちろんこの巻でもゆりねさんのほうが常に一枚上手で、おかげで邪神ちゃんは人間にやられすぎということで悪魔レベルが下がることに…。
その他、邪神ちゃんとメデューサさんの関係が何ともいえずよい感じに見え…いえ、メデューサさんは悪魔とは思えない非常にいい子でございまして常に邪神ちゃんのことを気遣っておりまして、そのあたりが百合的に悪くなく…?
今回は邪神ちゃんが警察に捕まったところで終わっておりまして、『武蔵野線の姉妹』同様に波乱の予感を感じさせるところで1巻収録を終える傾向が見られます?(あんな下半身をしてしかも服を着ていない存在が普通に今まで街中を歩いているほうが不思議でしたわけでございますけれど…/何)

あと、この巻には…
あの作品との…?
…この様な『邪神ちゃんVSラン』なる小冊子がついてまいりました。
こちらはタイトルどおり邪神ちゃんと『武蔵野線の姉妹』の蘭子さんが相対するお話となっております。
『武蔵野線の姉妹』は最近新刊が出ませんけれど(帯の紹介によるとやはり今現在5巻しか出ていない模様…)、けっして忘れられているというわけではなさそうでございます。

イラストは悪くございません。
百合的には邪神ちゃんに対するメデューサさんがよい感じ…対する邪神ちゃんはお金の面で完全に彼女に依存してしまっている模様でございますけれど…?
ということで、こちらは相変わらずおバカで楽しい作品でございましたかと…個人的にはかなり好きといえるかもしれない作品でございますし、続きも期待いたしましょう。


とっても大好きでご無事でいらしてくださいますことを願っておりますあのかたもお好きなシリーズな『その花』は引き続き『はなひらっ!』のほう…佳織さんが風邪を引いてしまい学校を早退することになりまして、あまねさんがその付き添いで一緒に早退されます。
もちろんその様なことは本来許されないのでございますけれど、あまねさんだけでなく佳織さんからも先生へお願いをいたしまして…?

風邪を引いた佳織さんのためにあまねさんが張り切って看病をすることにいたしますけれど、このあたりは他の『その花』シリーズでも見られた様なお約束なお話…着替えを手伝って恥ずかしがられたり、おかゆを作って失敗をしてしまわれたり…?
途中で小春さんと真琴さんもお見舞いにきてくださいますけれど、折り悪くあまねさんが佳織さんの服を脱がせて汗を拭いてあげている、しかもちょっとしたハプニングがあった直後でしたので…?
…ところで、あまねさんが「さあ、看病の時間だ!」とあの作品に重なる台詞を口にしておりましたけれど、これってその作品から取った、というわけではございませんよね?(何)

その日はあまねさんは佳織さんのお部屋へ泊まっていくことになりまして、一緒のベッドでお休みをされるのでございますけれど、昔話から未来の話になって、そしてお互いに気持ちが抑えられなくなって…?
翌日には佳織さんはすっかり元気になりましたものの、あまねさんは昨日にキスをされたからか風邪が移ったみたいで…?

これで以前しております『はなひらっ!』も無事終了、ハッピーエンドでございます。
こちらは現状唯一の年齢制限のない『その花』シリーズとなりまして、そういうシーンがない代わりに日常の様子にかなりお話が割り振られております…その分微笑ましさが高くなっておりまして、個人的にはこれで十分かなと思えます。
登場人物の皆さんも、璃紗さんとイメージの重なる佳織さん以外の3人は他の『その花』シリーズでは見ないタイプのかたで、それに佳織さんにしてもお相手のあまねさんが美夜さんとは全くイメージの違うかたかつ幼馴染という関係なためになかなか新鮮なのでございました。
少し気になりますのは、皆さんがリリ・プラチナム、つまりエリスさんがいる状態で高等部に通っているというのが確実で、いわゆる「赤文字系」の皆さんと同年代ということ…それなら間違いなく小春さんと真琴さんはベストカップルに選ばれているはずなのでございますけれど、このあたりは気にしてはいけません?

ともあれ、この作品もやっぱりよきもので、それだけにノベルは出ておりますもののゲームやドラマCDなどの続編が出ていないのが惜しまれます…小春さんと真琴さんメインで出してくださると、とっても嬉しいのでございますけれど、もう難しいでしょうか…。
そう、この『はなひらっ!』は続く作品がございませんのでこれで終わりでございまして、リプレイも今日からはいよいよ最後のいわゆる「青文字系」へ入っていこうと思います。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/99860621
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック